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性器カンジダ症は誰でも感染してしまうので注意しましょう

2020年03月13日

性器カンジダ症は女性の膣の内部や周辺に生じる炎症で、強い痒みやおりものなどの不快な自覚症状が出ます。性器カンジダ症は、カンジダ菌と呼ばれる真菌(カビの一種)が女性の膣や外陰部に感染して増殖することで発症します。病原体はカンジダ菌ですが、これは健康な人であれば悪影響を及ぼすことのない常在菌の一種です。カンジダ菌は健康な人の体内で検出されることがありますが、感染していない人もいます。何らかの原因で免疫力が低下すると、膣の内部でカンジダ菌が繁殖して炎症を発症します。

性器カンジダ症の治療は、外用薬(クリーム)や坐薬(膣錠)を使用します。抗真菌薬を有効成分とするエンペシドクリームを外陰部に塗布したり、膣の内部で炎症を発症している場合は膣錠を挿入して治療をすることができます。いずれもカンジダ菌の繁殖を抑える抗菌薬が含まれているので、数日~1週間程度で症状が改善します。妊婦の場合は膣錠が使用できないので、エンペシドクリームだけで治療します。

エンペシドクリームは医療用医薬品に指定されているので、医師の処方箋がないと購入することができません。エンペシドクリームと同じ抗真菌薬が配合されたフェミニーナ軟膏は、一般向けのドラッグストアで販売されています。性器カンジダ症の再発を繰り返して頻繁にクリームを塗布する人であれば、自分でフェミニーナ軟膏を購入して治療をする方法もあります。

膣内で炎症を発症している場合は、外用薬だけでは不十分なので膣錠が必要になります。膣錠は一般向けに販売されていませんが、医薬品の個人輸入を代行する会社のネット通販サイトを利用すれば購入することができます。

カンジダ菌は性交渉やその他の感染経路が考えられますが、性器カンジダ症を発症する原因は免疫力が低下することです。免疫力が低下する原因として、ストレス・睡眠不足・栄養不足・風邪などの病気などが考えられます。抗生物質やピル使用中だと膣内の細菌のバランスが崩れてしまうことがあり、性器カンジダ症を発症する場合があります。カンジダ菌は湿度の高い環境を好むので、気温の高い時期に通気性の低い下着を着用すると増殖しやすくなります。気温が高い季節には、通気性の高い下着を着用することも予防につながります。

ストレスや風邪などが原因で免疫力が低下している場合は、ライフスタイルを見直す必要があります。抗生物質を服用していたりピル使用中の方は、医師に相談をするようにしましょう。HIVや他の性病が原因で免疫力が低下することで、性器カンジダ症を発症する場合もあります。何度も再発を繰り返す場合には、他の病気の検査を受けてみると良いでしょう。

カンジダ菌は性交以外でも多くの感染経路があるので、誰でも感染してしまう恐れがあります。免疫力が低下すると発症して再発を繰り返す恐れがあるので、原因を突き止めてライフスタイルを改善することが大切です。妊婦は使用できる治療薬の種類が限られているので、免疫力を低下さえないように健康管理に注意を払うようにしましょう。

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